” WISH YOU WERE HERE ” PINK FLOYD

「炎(あなたがここにいてほしい)」というサブタイトルが付けられたこのアルバム。私が所有するレコードの中で、最も大切なうちの1枚である。購入したのは40年ほど前、中学生の頃だろうか。あまり記憶にないが、所有するレコードが、10枚にも満たなかった頃に買ったと思う。その当時のマスターサウンドシリーズはとても高価で、清水の舞台から飛び降りるかのような気持ちで買いに行ったのを覚えている。もちろんすぐにカセットに録音して、レコードはあまり再生していない。

今回、聞こうと思ったのは、今週末の「日光音盤アワー」がプログレッシブロック特集であることにより、テンションが上がってしまったためである。もちろん、万難を排しての参加を予定している。日本ではなじみのない、プログレッシブロックというジャンル。ロックのメッセージ性や演奏方法を、アーティストの精神世界の中に一歩進めた音楽とでも言おうか?(個人的な解釈です)ともかく厚みのあるロックである。このアルバムは、そのジャンルの中でも最高の一枚ではないかと思っている。アルバムの内容も音も、素晴らしく良い。CDよりも良いのではないかと、錯覚してしまう部分もあるほどだ。

できれば、マスターサウンドでなくてもよいから、もう一枚入手しておきたいところだが、ピンクフロイドのアルバムは軒並み高騰している。おいそれと買えうことができないのが悔しい。