SME8で撮ってみた(失敗)

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万世橋近くの神田川(ピンボケ)

lomo002以前紹介したトイカメラ、SMENA8Mで写真を撮ってみた。しかし…フィルムを入れて準備していると、早くも問題発生。

1 巻き上げが渋い→手に伝わる感触がものすごく悪い。近いうちにきっと何かが起こるレベル。

2 フィルムカウンターが動かない→巻き上げが正常なら大した問題ではないが、レバー式ではないので、はたして1枚分フィルムを送れているのかがわかりずらい。

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弓ヶ浜の名物にゃんこ

でもすでに、24枚撮りのフィルムを入れてしまったので、撮るしかない。というわけで、都内に行く用事が発生したので、連れていく。外はあいにくの雨、ASA100のフィルムには厳しい天気だ。それでも、ピントやシャッターズピードの目安をつかまなければならないので、じりじり巻いてパチパチ撮ってみる。シャッターは毎回チャージしなければならないのだが、カメラの持ち方によっては、レリーズボタンを押した時に、戻ってくるチャージレバーに指が当たってしまう。これでは、シャッターズピードが遅くなるのと同じであるので、注意しなければならないが、すでに数枚撮ってしまっている。そんなこともあり、天気も天気であるので、10枚ほど撮ったところで、この日のテストは終了。

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白馬の山

残りのフィルムは、その後のツーリングと、長野方面への定期訪問にて消化するつもりだった。しかし、あと数枚を残すところで、いよいよ巻き上げが怪しくなり、これ以上の撮影はフィルム切れ(断裂)の予感がし始めので中止。おそらく最後の1枚は2重露光になっているだろう。慎重にフィルムをパトローネに回収し、恐る恐る蓋を開けて、無事回収できたことを確認した。

現像から上がった写真は惨憺たるありさまで、ピンボケ、露出不足、二重露光の残念な写真ばかり。見られるのは上の3枚くらい。ピント合わせは結構難しいが、明るいフィルムを入れれば、許容範囲が広がるだろう。まあ、それ以前に機械の問題を解決しなければならないので、近日分解修理をすることになりそうだ。

RICHO R1S 修理

写真 2015-11-20 23 13 45リコーがフィルムカメラ時代の終盤に発表したコンパクトカメラが、R1Sである。webから拾った情報によると、発売は1995年、定価は41,000円! けっこうお高いカメラだったのですね。

写真 2015-11-21 1 22 17手元には、現在2台のR1Sがあるのですが、どちらもダメな子です。1台はかなりきれいで、近所のリサイクルショップで捨て値で売られていたもの。 Continue reading

大漁! で、スメ8(SMENA 8M)って何?

lomo001先日、久しぶりに近所のリサイクルショップへ行ってきた。このリサイクルショップ、業界最大手であるが故、お値段もいつも強気である。ショーケースや、棚にきれいに陳列されているものなどは、驚きのプライスが付いている。

もちろんそんなものは、私の食指を動かそうはずもなく、目指すはレジ前に積まれたジャンクコーナーである。

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APSカメラ考察その2

写真 2015-05-20 0 11 19 以前記事に書いたAPSカメラ。すでにフィルムは製造していないという、お先真っ暗なカメラなのだが、消費期限の切れたフィルムならネットで買うことができる。ISO200の3本セットを購入し、撮影してみた。使った機種は、フジのEPION310Zと、KONICAのRevioである。使用するに当たり、電池も入れ替えた。EPIONの電池はCR123A、RevioはCR2、どちらもいまだに手に入るのが不思議なくらいレアな電池だ。古いカメラくらいしか使わないと思うのだが、私の知らないどこかで需要があるのだろうか?

FH000023撮影はEPIONは近所の散策とバイクツーリングで、Revioの方は大人の合宿で行った大井川鉄道沿線で撮ってみた。EPIONはそこそこの大きさがあるので、持った時のフィット感はいい。ただ、電源を入れるたびにストロボが強制発光モードから始まるのはいただけない。いちいちモード切替で、発光禁止に設定する必要がある。壊れていないのだとしたら、かなり問題である。絵的には「写るんです」と大差ない。正直酷い。ご大層なレンズが付いてる割には、パンフォーカスのようなボンヤリ感。

FH000015Revioの方は、かなり小さい。APSフィルムのメリットを生かした筐体のサイズだ。しかし、持ちにくく、ファインダーを覗きにくい。写りは似たり寄ったりだが、発色はこちらのほうがまし。レタッチする気にはなる。右の写真はレタッチ済み。35ミリの馬鹿カメラくらいには見えるかな?

機材の劣化や故障はないと仮定して、フィルムの古さも加味すると、まあまあぼちぼちの写りといっていいものかどうか?35ミリのコンパクトは、もう少しましな絵が撮れたような気がするなあ… でも、これらの写真は現像時にCD焼きしてもらったもの。プリントするとまた違った感じになることが多いので、何枚かプリントに出そうと思っている。APSフィルムももう一本残ってるので、他のAPSカメラが出てきたら撮影してみよう。

カメラの整理中

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ミントコンディションなTRIP35

震災の年とその翌年に出戻り引越しをした折に、無くなってはいないが、散らかりっぱなしな物がいくつかあった。そのひとつが、カメラであった。何しろ数が多く、引越しのときにいい加減にコンテナやダンボールに詰めて運んでいたので、未だに整理がついていない。今日は別件で部屋の片付けをする必要があり、散らかしついでに、少し整理しようと思った次第。

camera001カメラはカビが発ししやすいので、不透明なコンテナに入っているものは、半透明なコンテナに移し変える。これだけで、別に日なたに置かなくても、ずいぶんカビの発生を防ぐことができる。そうやって詰め替えたのがこれだけの数。部屋に置いてある物だけでこの数である。この中の2割くらいは、そのままでも撮影可能な状態になっている。あとは要整備。これ以外にも、基地の方に同じくらいの数があると思う。そっちはかなりジャンクな感じだ。なかなか時間が取れずにたまっていく一方だが、私が老後に楽しむにはまだちょっと足りない感じである。

APSカメラ考察

写真 2015-02-26 0 23 08フィルムカメラの規格に、”APS”と呼ばれるものがある。APSとは、Advanced Photo Systemの略称である。それまでの35ミリフィルムより、ひとまわり小さいパトローネの中に、やはり少し幅の小さいフィルムが封入されている。それまでの35ミリのように、フィルムを引き出して装填する必要はなく、カメラの中に入れるだけで、自動的に装填されるというものだ。確かに便利なものではあったが、間もなく登場するデジカメに簡単に掃討されてしまった、悲劇のフォーマットである。 Continue reading