“UNSPOKEN WORDS” JEFF GOLUB

個人としてはまあまあの数を擁する私のレコードコレクション。その数およそ1000枚。ラックに収まる最大数がその数で、たまにハドフで買ったりすると、じわじわ増えていく。あちこちにオーバーフローしたレコードが積まれていくので、あまり聴かないレコードや、きれいな物を買ってダブったレコードを、ラックから出して整理&入れ替えをする。

今回も30枚ほどを入れ替えた。その中の一枚、例によって買った覚えがない。山買いをした中の一枚だと思う。ジャケットは汚く、聞いたことのないアーティスト。閉鎖物件直行案件かとも思ったが、一応針を落としてみる…

「ちょっと待て!!!?、何だ?このクォリティーは!」久しぶりに驚いてしまった!ギターインストゥルメンタルのアルバムで、彼のギターも素晴らしいのだが、他の楽器のアレンジも素晴らしい。ジェフベックのゼアアンドバックをもっとポップにしたような音造りだが、決して軽くはない。アルバム全曲がものすごく完成度が高く、最後まで飽きさせない。なかなかここまでのアルバムにはお目にかかれないと思う。

このアルバムは、ジェフ・ゴルブというアーティストのデビューアルバム。Wiki 先生によると、アメリカのソロアーティストで、多くのアーティストのアルバムに参加しているらしい。私の大好きなロッドスチュワートのアルバム、ウェポガンドハートにも参加しているとのこと!そして…2015年に59歳で亡くなっている…晩年は視力を失いながらも、精力的に活動していたそうである。ご冥福をお祈りします。

またか…知るのが遅くて後悔するのは久しぶりだ。日本ではほとんど知名度のないアーティストなので、ヤフオクなどでもアルバムの出品もほとんどないようだ。彼の残した残りのアルバムを集めていく作業が、私のライフワークに追加された。