DENON DL103?試聴

オーディオマニアであれば誰でも知ってる名カートリッジ、DENONのDL-103。音は試聴会などで何度も聞いたことはあるが、私は持っていなかった。DENONのMCカートリッジで使ったことがあるのは、301Ⅱくらいのものだ。まあ、カートリッジとは言え、数万円の物をおいそれと買うことなど、当時はできるはずもなく… Continue reading

プリメインアンプの修理

オーディオ修理の道は長く険しい。帰宅してからのわずかな時間では、なかなか修理ははかどらない。全てのオーディオ機器の修理が出いるようになることを目指してはいるが、とりわけ修理に時間がかかるのがアンプである。

俗にいう、プリメインアンプ(インテグレーテッドアンプともいう)は接点の塊である。メインボリュームから始まり、トーンコントロール、スピーカセレクタ、入力セレクタ、RECOUTセレクタ、その他イコライザと、音に直接関連する接点ばかりだ。しかもその接点を内包するボリュームやスイッチは、メーカーから新品での供給は期待できない。何しろ古いからだ。分解して(非分解ですけど)、接点を掃除して組み上げるか、代替品を探すしかない。しかし、ボリュームやスイッチをすべて代替品に置き換えたら、途方もない金額になってしまう。必然的に、私の行う修理は前者での作業となる。

自動はんだ吸い取り機

筐体を分解し、パネルから基盤を外して、100か所以上のハンダをひたすら外す。この作業は、自動はんだ吸い取り機がなければ、まず不可能だ。スイッチ類を一つ一つバラシて接点を清掃していく。組み上げたスイッチ類はテスタなどで確認はするのだが、基板に実装して音を出してみないと直っているかどうかはわからない。ダメならまた最初からやることになる。

さらには、切れているパイロットランプの球をLEDに換装する作業もある。30年以上前の古いアンプともなれば、ランプの1つや2つは必ず切れている。切れた球だけを交換すると、インジケータの照度がほかのランプと変わってしまうので、たいてい全数のランプを交換することになる。これも地味なはんだ作業を伴うので、なかなか疲れる。

そんなこんなで、組みあがったアンプがボリュームのガリも無く音を出してくれると、この上ない満足感を味わえる。これがオーディオばかりでなく、修理仕事(趣味)の醍醐味ともいえる。さらには直したキカイが高値で売れればよいのだが…原価に毛が生えたような値段でしか売れないなぁ。まあ、世の中そんなもんだ。

CD、LP試聴対決? “Some Like It Hot”

220円でCDを2枚買ってきた。ハドフ羽村工具館のレジ横の、100円山で発掘したものだ。そのうちの一枚、ロバートパーマーのベスト?かな?

何気に聴いていると、パワーステーションでボーカルをとった曲が入っていた。ソロのアーティストとしての知名度は低いが、この”Some Like It Hot”に関しては、ロック好きならみんな知ってる名曲だ。この曲は、バカでかいドラムの音からから始まるのだが、CDなのになんか元気がない?こんな音だったかな?

というわけで、オリジナルのLPを出してきた。比較してみようというわけだ。針を落とすと、わずかなスクラッチの後にトニートンプソンの叩きつけるようなドラムが飛び出す!そうそう!これですよ!、やっぱり気のせいではなかった。CDそのものの音質も、オリジナルとオムニバスでは全然違うものなので、音が悪く感じてしまうのも仕方ないかな。

今のシステムで使っている、安いテクニクスのCDプレーヤー(多分当時2万円台)とオムニバスのCDでは、当館のオーディオで再生するLPには敵わないということだ。何だかちょっとうれしくなって、爆音で最後まで聞いてしまった!

“RUSHING IN TO LOVE” GARY BENSON

さて、久しぶりに聞いたこともないアーティストのアルバムを聴いてみます。ゲイリー・ベンソンさんです。とりあえず、何の情報もなしにアルバムを通しで聞いてみます。 Continue reading

驚きのコストパフォーマンス! SONY TA-FB720R

2月いっぱいで閉店した、近所のハドフ。その店はちょいちょいジャンクオーディオの仕入れに使ってたので、とても残念だ。その閉店セールで買ったソニーのアンプ、TA-FB720R。ジャンクではなく、リユース品といわれる動作保証済みの品だ。 Continue reading

” LINE UP “Graham Bonnet

孤高のパワフルボーカリスト、グラハムボネットさんです。私の好きなラウド系の声を持ち、ハードロックバンドを渡り歩いている割には、ファッションセンスはロカビリー調というグラサン兄貴!

レインボーやアルカトラズでキャリアを重ね、マイケルシェンカーグループにも在籍していたこともあるという輝かしい経歴を持つボーカリストなんです。ソロでもそこそこヒットに恵まれていますが、今一つ知名度は低いかも。

ソロ3枚目のこのアルバム、A-1のナイトゲームスは大ヒットしましたね。続く曲も結構ハードですが、通しで聞いても割と飽きないのはさすがです。現在75歳ですが、まだまだ精力的に活躍されています。2022年にはニューアルバムも出しているようです。聞いてみたいですね~

Victor Z-1S ~カートリッジ試聴~

ビクターのカートリッジ、Z-1Sです。かなり前に購入したものですが、使うのは初めて。前回のオンキョーS800同様、プレーヤーの付属品カートリッジらしいです。ネットでもよく見かけますし、お安く買えて、交換針もまだ買えるというアナログ文化の布教大使のようなカートリッジです。

音はというと、無難の一言に尽きると思います。主観ですが、特にこれといった特徴はナシです。どんなジャンルも無難にこなします。中低音も結構出る。特徴…いや…ありましたね。ボディーのデザインが、かっこ悪いし安っぽいです。音が無難に感じるのは、見た目の悪さも手伝ってるかもしれません

それでも、現在でも交換針が入手できたり、本体もお安く買えるというのはアナログファンからすれば喜ばしいことです。バリエーションモデルもあり、ネット上ではZ-1ファミリーはけっこうたくさんいます。でもやっぱりかっこ悪いので、今後このシリーズをわざわざ買うことはないとおもいます。

” SURFING WITH THE ALIAN ” JOE SATRIANI

JEFF BECK の訃報が報じられた。私が聞く音楽のアーティストたちは、ほとんどが年上である。そんなアーティストたちとの別れはいつかは来ることと理解してはいても、彼の死は相当ショックだ。ご冥福をお祈りします。

さて、今回のレコードはジェフ同様、ギターインストゥルメンタルの名士、ジョー・サトリアーニの出世作である。 Continue reading

ONKYO CP-800S+原音〜カートリッジ試聴~

私が所有するのは、安いカートリッジばかりだ。その中でも、このオンキョーのカートリッジは入門用プレーヤーの付属品的な物だったらしいので、きっと相当安い物と思う。らしいというのは、何しろ情報がない。本体に型式を示めす刻印もないし、ネットに情報も上がってない。

オーディオの足跡さんを見ると、1981年にCP-800Fというフルオートプレーヤーが発売されている。どうも、その付属カートリッジが、このCP-800Sらしいのだ。CP-800Fが当時定価39800円だから、付属カートリッジのレベルも推して知るべしだ。

しかし、私が入手した800Sは交換針として、ナガオカの原音が装着されている。さて、その音はどんな物なのだろうか?

ちなみに、試聴に使ったコンポーネントは、プレーヤーはパイオニアのPL-5L、アンプはALPINEラックスマンのL-105、スピーカーはパイオニアのS-77TWINだ。正に、昭和アナログ全開の布陣である。

クラシックやロックなど、一通りのLPを聞いてみる。出てきた音は、とても穏やかなイメージ。低音はかなり控えめだがしまりはあり、中高音はなかなかの響きを見せる。クラシックの弦楽器などは、とても細やかに鳴らしてくれる。この辺は、「原音」の恩恵かもしれない。ボーカル系はそれなりだか、安カートリッジにありがちなサ行のスレはなく、トレース能力は秀逸。ドンシャリのポピュラーがお好きな方には正直向かないとは思うが、なかなか好ましい鳴りっぷりのカートリッジであった。

” ALL FOR A REASON ” ALLESI

アレッシーのお二人、今はアレッシー・ブラザーズってのかな?。1970年台から現在まで活動する、アメリカの2枚目双子デュオですね。日本で言うと…「狩人」みたいなもんかな?(笑)。

まあ、それはそれ。このレコードは、以前山買いした中の一枚。リマスター盤って書いてありますね!。期待して針を落とすと… リマスターでこれかあ。まあ、いんじゃないですか…ポップスですよね。歌もまあまあ…声はね、メローっていうのですか?さわやか系!。あ、ジャケット見ましょうよ!ほら!2枚目ですよ!

ま、そんな感じで私の好みではなかった。閉鎖物件確定。