PCディスプレイの修理

冬になると、工場のPCのディスプレイの起動が異様に遅い… 去年までは、電源を入れたり切ったりを5回くらい繰り返すと使えるようになっていた。しかし、今年は10回くらい繰り返さないと映らなくなっていた。なんか、そろそろXデー(ディスプレイ死亡)が来そうで怖いので、閉店セールのハードオフで適当なジャンク品を買ってきた。550円の3割引きだから、385円なり。早速、繋いでみる。「映ります」とは書いてあったけど…映るんですけど…D-SUBからの入力を受け付けてない。

詰んだな…いや待て、やることはやろう。館に搬入して開腹する。基盤までたどり着くまでにかなりの分解を要するし、数か所の爪も砕け散った。まあそれはそれ、何とかなるだろう。

基盤に焼けやはんだ不良はないようだ。あとできるのはタクトスイッチの交換くらいか。基盤には6個のタクトSWが付いている。動作を確認すると、電源SW以外はすべて死亡している。せっかくなので、生きているSWを含めて、すべてのタクトSWを交換することにした。自動はんだ吸い取り機があるので、こういった作業はとても楽だ。導通動作を確認して組み立てる。館にはディスプレイを繋ぐ環境はないので、翌朝工場で確認する。

古いディスプレイを外し、修理品を繋ぐ。ドライバの更新を要求されることもなく、そのまま映った!動作も問題なし。久しぶりにすっきりお安く直ってご機嫌である。まだしばらくこのまま使えそうだ。

” LINE UP “Graham Bonnet

孤高のパワフルボーカリスト、グラハムボネットさんです。私の好きなラウド系の声を持ち、ハードロックバンドを渡り歩いている割には、ファッションセンスはロカビリー調というグラサン兄貴!

レインボーやアルカトラズでキャリアを重ね、マイケルシェンカーグループにも在籍していたこともあるという輝かしい経歴を持つボーカリストなんです。ソロでもそこそこヒットに恵まれていますが、今一つ知名度は低いかも。

ソロ3枚目のこのアルバム、A-1のナイトゲームスは大ヒットしましたね。続く曲も結構ハードですが、通しで聞いても割と飽きないのはさすがです。現在75歳ですが、まだまだ精力的に活躍されています。2022年にはニューアルバムも出しているようです。聞いてみたいですね~

Victor Z-1S ~カートリッジ試聴~

ビクターのカートリッジ、Z-1Sです。かなり前に購入したものですが、使うのは初めて。前回のオンキョーS800同様、プレーヤーの付属品カートリッジらしいです。ネットでもよく見かけますし、お安く買えて、交換針もまだ買えるというアナログ文化の布教大使のようなカートリッジです。

音はというと、無難の一言に尽きると思います。主観ですが、特にこれといった特徴はナシです。どんなジャンルも無難にこなします。中低音も結構出る。特徴…いや…ありましたね。ボディーのデザインが、かっこ悪いし安っぽいです。音が無難に感じるのは、見た目の悪さも手伝ってるかもしれません

それでも、現在でも交換針が入手できたり、本体もお安く買えるというのはアナログファンからすれば喜ばしいことです。バリエーションモデルもあり、ネット上ではZ-1ファミリーはけっこうたくさんいます。でもやっぱりかっこ悪いので、今後このシリーズをわざわざ買うことはないとおもいます。

ラジコンバギーの修理

知り合いのお母さんから、息子のラジコンを修理してほしいとの依頼。断る理由もないので、気軽に引き受けた。症状は、「動かない」ということだ。ま、そうだよね… ちょっとオーディオ修理で行き詰っている案件があり、手を付けるのが遅くなってしまった。気分転換に始めてみよう。 Continue reading

” SURFING WITH THE ALIAN ” JOE SATRIANI

JEFF BECK の訃報が報じられた。私が聞く音楽のアーティストたちは、ほとんどが年上である。そんなアーティストたちとの別れはいつかは来ることと理解してはいても、彼の死は相当ショックだ。ご冥福をお祈りします。

さて、今回のレコードはジェフ同様、ギターインストゥルメンタルの名士、ジョー・サトリアーニの出世作である。 Continue reading

ONKYO CP-800S+原音〜カートリッジ試聴~

私が所有するのは、安いカートリッジばかりだ。その中でも、このオンキョーのカートリッジは入門用プレーヤーの付属品的な物だったらしいので、きっと相当安い物と思う。らしいというのは、何しろ情報がない。本体に型式を示めす刻印もないし、ネットに情報も上がってない。

オーディオの足跡さんを見ると、1981年にCP-800Fというフルオートプレーヤーが発売されている。どうも、その付属カートリッジが、このCP-800Sらしいのだ。CP-800Fが当時定価39800円だから、付属カートリッジのレベルも推して知るべしだ。

しかし、私が入手した800Sは交換針として、ナガオカの原音が装着されている。さて、その音はどんな物なのだろうか?

ちなみに、試聴に使ったコンポーネントは、プレーヤーはパイオニアのPL-5L、アンプはALPINEラックスマンのL-105、スピーカーはパイオニアのS-77TWINだ。正に、昭和アナログ全開の布陣である。

クラシックやロックなど、一通りのLPを聞いてみる。出てきた音は、とても穏やかなイメージ。低音はかなり控えめだがしまりはあり、中高音はなかなかの響きを見せる。クラシックの弦楽器などは、とても細やかに鳴らしてくれる。この辺は、「原音」の恩恵かもしれない。ボーカル系はそれなりだか、安カートリッジにありがちなサ行のスレはなく、トレース能力は秀逸。ドンシャリのポピュラーがお好きな方には正直向かないとは思うが、なかなか好ましい鳴りっぷりのカートリッジであった。

オイル添加剤 SOD-1plus

さて、私にしては珍しく、オイル添加剤のお話です。あ、車とかのです。

仕事柄、さまざまなオイルや添加物を扱うことが多いのですが、効果が体感できるものはかなり稀です。この添加剤は、スズキの軽自動車のCVTミッション(ATからCVTに変わった初期のミッション)に発生する変速ショックに効果あり、との情報を得たので試してみることに。使ったのは、SOD-1plusという添加剤。エンジンオイルにも、ATにもCVTにも使えるという優れもの。

この添加剤は、添加割合が使い道によって異なっており、CVTやATに添加する場合は、オイル総量の7%とのこと。まずは、入っているオイルを抜く。パレットSVのCVTのオイルドレンは、なぜか少し上のほうについている。このままではたいした量は抜けないので、リヤをジャッキアップしてオイルパンを前に傾けてから,ドレンを抜く。こうすると、約2Lのオイルが抜ける。総量の約3分の1だが、ほとんどのCVTやATはこのくらいしか抜けない。新しいオイルを入れて少し走行し、またオイルを抜く。そのあと、オイル総量6Lの7%の420mlを新しいオイルに混ぜて入れていく。

結論から言うと、効果あり。減速してから再加速するときのドン付きが軽減された。というか、ほとんど感じなくなった。遅効性の添加剤らしいのだが、いきなり体感できたのには驚いた。他にも、加速時のジャダーのような症状も改善されているようだ。どういう理屈なのか不明ではあるが、車種固有の不愉快な症状が緩和されるのはありがたいものだ。オーナーにお渡しし、長期的に確認してもらおうと思う。

 

スピーカーシステム入れ替え Victor FB-5 番外編

ようやく運用を開始したメインスピーカーのFB-5だが、どうも今一つ腑に落ちない。今まで使っていたパイオニアのS-77Twinに比べて、中高音が今一つなのだ。稼動当初はウーハーの動きが悪く、高音ばかりが際立っているように感じたのだが、時間がたつにつれてウーハーが元気を取り戻すと、逆に高音が物足りなく感じるようになってしまった。 Continue reading