“人間用猫カリカリ”って何だ?

いただきものです。自分では買うことのない、キワモノ商品です。でも、パッケージはかわいい。さて、どんなお味でしょう?シーちゃんも興味津々の様子。

一応、メーカーは名のある会社。そうそう外した商品を展開できるわけもなく。きっと、普通においしいに違いないと思う。中身は小分けの包装となっている。まあ、飴っぽい外観です。

口に入れると、すぐにその瞬間はやってくる。「お前、俺の口に何入れた?」一次燃料粉砕部門からクレームが入る。分析するまでもなく、味は明らかに異物の類だ。まず、異様に甘い。品のある甘さではなく、明らかに何かを覆い隠そうとしている悪意を感じる甘さ。そのあとに来るのは…やはり、猫カリカリを称するだけあって、生臭さが猛追してくる。かなりの魚感だが、何の魚かわからない。生臭さの方向としては、青魚の血合いや、魚ではないが昔給食で出た鯨肉の臭さに似ている。

さて困った。この味は、きっと猫寄りの味付けだ。人類の味覚ではカバーできない次元である。そうだ!シーちゃんにおすそ分けしよう。塩味はほとんどないので、にゃんこも大丈夫だろう。と思い、パッケージを見ると…「人間用」を強く主張する注意書きが…退路を断たれた。やむなく、ガリガリとかみ砕き、苦悶の時間を圧縮する。いやはや、強敵だった。これは「強敵」と書いても、「友」とは呼べない。

しかし不思議なのは、何人かに食べてもらったが、ほとんどの人が「困惑」の反応を示す中、割と平気な人もいることだ。ちなみにその人たちは大酒飲みであることを付け加えておこう。