“THE WORKS” QUEEN

クイーンのアルバムの中では、耳当たりの良い曲ばかりが納められたこのアルバム。たまに思い出したように、針を落とします。このアルバムも、当時なけなしのお小遣いをためて買った内の一枚。このアルバムの大ヒットの後、わずか2作品を発表しただけで、フレディーマーキュリーは1995年に帰らぬ人となってしまいました。

クイーンはフレディー亡きあとも、ゲストボーカリストを迎えながら、今も続いています。ブライアンメイとロジャーテイラーがいれば、クイーンサウンドは健在です。ポールロジャースやアダムランバートもボーカリストとしては超一流です。しかし、月並みではありますが、やはりフレディーがいたクイーンが、私の青春時代から聞いてきた”クイーン”なのです。これはすり込みみたいなものなので、どうしようもありません。本当に才能のある人間ってのは、我々凡人の物差しとは違う尺度の時間軸を生きているから、早く逝ってしまうアーティストが多いのだろうか?そんなことを思いつつ、レコードの音に耳を傾けると、レディオガガやブレイクフリーなどを含む珠玉のクイーンサウンドは、あの時のままの音でステレオから流れ出す。リアルタイムで聞いてきた我々より後の世代の人たちにとっては、ただのサンプリングのネタかもしれませんが、オーケストラによって紡がれていくクラシック音楽のように、ロックの名曲もそのままの形で歌い継がれていくといいなー、なんて思ったりもする今日この頃なのです。


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