札所一番四萬部寺(平成26年6月17日)その1

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いつも一人旅なので、写真には良く撮られる!?

4年前から毎年参加している自転車イベントに、「乗鞍マウンテンサイクリング」 というヒルクライムレースがある。学生時代にはランドナーと言われる旅行車でぼちぼち日本の中を走っていた私であるが、卒業してからは乗ったり乗らなかったり… まあ、バイク屋なんで、そんなもんでしょう。まじめには乗ってなかったですねえ。

それでも、学生時代の仲間とは今でも交流があり、自転車業界人になっている2年下の後輩から強要され、何故か、このヒルクライムレースに参加し続けている。もちろん、普段全く練習なんぞしないし、参加車両もMTB(マウンテンバイク)であるから、結果は毎年、目を覆うようなひどいリザルト。参加初年度には、最終走者になってしまい、地元TVのインタビューを受けてしまうと言う醜態を晒している。

そんな私ではあるが、やはり少しは順位を上げていきたい。しかし、私の現在の仕事ではきちんとした練習をするのは極めて難しい…何かないか?練習に行くには休みだけでなく、予定も立てなくてはいけない。あまり遠くに行くと、翌日の行動にも支障が出る。

ん?おお!そうだ札所はどうだ?!前からまわりたいと思っていた秩父の札所なら近いし、予定も立てやすい。更には、1回はじめてしまえば、終わらせなくてはならないという強迫観念にとらわれるはず。私は、その手の強迫観念にとても弱い!

と言うことで、自転車の練習を兼ねた?札所めぐりをはじめようと思います!

さて、本来札所めぐりとは、願掛けである。願い事を祈願しながら、寺社をまわり、納経、納札する。札所を全てまわり終えて、結願と相成れば、長野県の善光寺(秩父34箇所の場合)にお参りするのが慣習らしい。とか、一通りの薀蓄はWEBで採取し、日本で一番信仰心の薄い巡礼者は1番札所を目指します。ちなみに、「願いごと」は特にありません。

札所一番四萬部寺は行ったことはないが、仕事でちょいちょい前を通っていた。だから行くのは簡単なのだが、ただ行くのは芸がない。せっかくだから、江戸巡礼古道の出発点である、東秩父の落合橋から始めようと思う。

出発地点は「道の駅 秩父」。ここに車をデポして、定峰峠を目指す。国道140号を少し走り、「大野原」交差点を右折、定峰峠を目指す。定峰川と併走しながら、ゆっくりと標高を上げていく。定峰峠は学生時代に来たことがあるとは思うのだが、全く記憶にない。そもそも、とても楽な峠で、MTBでもインナーまで使うことはない。しかも、あまり直射日光に晒されることなく、適度に木立の中を上っていくので、心地よい。もちろん車もほとんど通らないので、肺にも優しい。この時期、体力が底を打っている私にとっては、とても貴重な「心が折れない峠」である。simabu002

途中、ちょいちょい休みながら、峠を目指す。この程度の「へたれ峠」でも休まなければ上れないのは情けない。1時間半くらい上っただろうか?なんとか、峠に到着。ちょっと休んですぐ下る。気持ちよく峠を下ると、少し道が開けてくる。今度は槻川沿いに走り間もなく「落合橋」に到着。

simabu011「落合橋」の交差点は、特に何の変哲もない、ただのT字路。ま、とりあえず、江戸巡礼古道の出発地点です。ちょっと横道にそれたりしながら、下ってきた道を戻ります。槻川も定峰川に負けずにきれいな川で、ここの写真だけ取りに来てもいいくらいだけど、ところどころ、護岸が進んでしまってるのが残念です。

巡礼古道の詳細なマップによると、道祖神や庚申塚など見所はたくさんあるのだが、今回は先を急ぐことにする。

その2に続く

 

 

 


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