乗鞍マウンテンサイクリング(平成26年9月6~7日)

札所は11番までしかまわってないのに、本番が来てしまった… ま、予想どうりでしたが。それでも、今年で参加4年目になりますが、今までになく練習したことになります。

9月7日(日)に行われた、乗鞍マウンテンサイクリング2014!今年も4000人以上の自転車乗り達が乗鞍に集まりました。参加者の家族や大会関係者も含めたら、一体どれだけの人がこの乗鞍に集まっているのか、想像もつきません。

大会の受付は、前日の6日(土)ですので、参加者は必ず前日入りという事になります。私も当然前日入りなのですが、できればもう一日早く入って、あちこちうろうろしたいところです。それほど、乗鞍は魅力的な場所です。今年は、だいたいお昼頃に乗鞍に着くように家を出発し、インターから少し走った国道沿いにある洋食レストランで昼食。乗鞍に近づくにつれて、お食事どころもなくなっていくので、普通のものを食べたければ、下界で食べるのが正解。

乗鞍での宿は、毎回同じ「寿屋」さんという民宿。学生時代の仲間が、毎年取りまとめて手配してくれている。ありがたいことです。14時ごろに宿に到着すると、すでに数人の仲間が到着している。自転車を下ろして組み立て調整。自走にて、3キロほど離れた会場へと向かう。もちろん、上り!しかもけっこうきつい。受付を済ませ、宿に戻り、挨拶もそこそこに、ビールなんぞ飲み始める。そのままだらだらと、夕飯まで飲み続け、明日の天気予報なんぞ見ながらご飯をいただく。どうも天候は下り坂のようだ。明日の天気が心配ではあるが、好転することを願いつつ、10時には就寝。明日は4時半起き。

起床してすぐに朝ごはん。我々より早く起きて、食事の準備をしてくださる宿の皆様には、本当に頭が下がる。レースのスタート時間はクラスによって異なる。私がエントリーしているMTB男子のクラスは、8時20分の出走。しかも、天候不良によるスタート時間の遅延により、私のスタートは9時過ぎに… だから私は必要以上にだらだらしてから、宿を出発。あまり早く行くと、体が冷えてしまうためでもある。

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これで全員ではないが、1時間前でこの少なさ!

会場では、選手たちが続々とスタートしている最中。それでも、私のクラスのスタートはまだ先だ。スタート待ちの会場では、クラス別に縦に並んで待つことになっている。私のクラスは、最後の方のスタートなので、待機位置は会場の端っこである。そのあとに、ジュニア、ビギナーと続く。しかし、MTB男子のクラス、今年はまさかの100人切りで97人!。去年は123人いたのに… そりゃあ、毎年抽選に落ちることがないわけだ。しかも、そのあとのクラスも、ものすごく人が少ない…まったく、尻つぼみなイベントである。要は、我々40代、50代の人間が毎年数を減らしながら、上にシフトして行き、あとの年代の参加者は年々激減していくということか… まったく、未来のないイベントに思えてしまう。と、そんなつまらん心配をよそに、スタートは進んでいく。

今年のコースは、天候不順のために、本来のゴールの1.4キロほど手前の「大雪渓」までとなっている。去年も同じく天候不順による短縮コースで「位ヶ原山荘」までであったので、まあ、ほぼフルコースといったところか。さてそろそろスタートだ。MTB男子のクラスは、なんとものんびりしたものである。あまりギスギスしていない。それでもクラスの上位の選手は1時間少々でゴールしてしまうほどの健脚である。ちなみに私は、3時間を切るのが目標(泣)。

私はMTB男子クラスの、ほぼ最後尾からスタート!わざわざ最後尾に陣取るのは、抜かれるストレスを減らすのと、進路妨害をしないための配慮である。路面はハーフウェット。体調も良いはず? スタート直後はペースが作れず、ちょっとギクシャクする。これは毎年同じだ。しかし、何だか足が重いような気がする。気のせいだと思いつつ、どんどん標高を上げていく。ジュニア、ビギナークラスのゴールである三本滝レストハウスが遠く感じる。天候は降りそうでもあるし、大丈夫そうでもある小康状態で、走るにはベストだ。

通常は私のような愚脚であっても、ほとんど途中休憩はしないでも上っていける。しかし、私のように最後尾界隈の参加者は、やむなく足を着かなければならないことが、たびたびある。それは急勾配の九十九折れの左カーブで下山してくる選手たちの通過を待つ儀式。

我々MTBクラスの参加者がスタートする頃には、先にスタートした、かなりの数の参加者はすでにゴールしている。そのままゴールする参加者をゴール地点に溜めていくわけには行かないので、下山が始まる。こんな山の中の道であっても、片側1車線の対面通行だから問題ないと思われるだろう。しかし急勾配の上りの左カーブでは、谷側の勾配はさらにきつく、体力のない選手は少しでも右側の大外から上りたいのだ。もちろん、反対車線にはみ出すことは危険であるし禁止事項かもしれない。しかし、現実的にはかなりの速さで車線いっぱいに下ってくる選手たちの左側の急勾配を上るのは脚力的にも無理であるし、対向車線にはみ出して下ってくる選手もかなりいるので、危険でもある。ゆえに、我々マイノリティーは左カーブの手前では、一旦停止して、下山者の車列が途切れるまで待たなければならないのだ。

まあ、毎年のことだし、遅いやつが悪いので、そんなことで文句を言うつもりもない。文句があるとすれば、去年は見かけなかったある種のごみが、路肩に投げ捨てられていることだろうか。そのごみは、ゼリー状スポーツ飲料のパックだ。走りながら手軽に補給できることから、ジャージのポケットに入れて走っているのだろうが、ごみは死んでも持ち帰るのが、マナーであろう。それができないやつは、競技者である以前に人として失格だ。

「負け犬の遠吠え」はほどほどにして、レースに戻ろう。位ヶ原山荘を過ぎると、残る距離は5.5キロ。私もフロントバッグにゼリー状の飲料を2個入れてあったが、すでに消費済み。何だかおIMG_5339腹が空いてきた。いやいや、今日はかなりきつい。体調も良いはずなのだが足が回らない。森林限界を超えると、晴れ間が見えてきた。頂上付近は晴れているようだ。私の消化器官はかなり効率が悪いので、すでにハンガーノックに近い症状になっている。でも、下山してくる参加者やオフィシャルの方たちに応援されると、少し足が回るようになる。不思議なものだ。

NORI1ゴールする頃には、私のまわりにはほとんど人がいない。それでも、とりあえずビリは免れているようだ。閑散としたゴールラインを越える。今年も1人でゴール。気持ちの良い青空が出迎えてくれた。

今年の乗鞍も短縮コースだったので、はっきりしたことはわからないが、タイムは短縮できていると思う。練習してきた割には情けないタイムではあるが、仕事の合間を縫って、よく練習できたと思う。2週間に1日くらいは何とか休めることがわかったのは、大きな収穫だった。今日から、来年の乗鞍が始まった。

 

 


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