カセットデッキ入れ替え@パイオニアT-D7 ①

とてもきれいな個体で、リモコンも付いてた。

年末年始のハドフのセール。今年の新年セールは「店内商品オール2割引き」の太っ腹セール!

こういう時にでもないと、ジャンク以外のリユース品には手を出せない。リユース品はとにかく高い。一応数か月程度の保証は付いてるが、製造が数十年前に終了しているオーディオ機器にそんな保証を付けて大丈夫か?。カセットデッキデッキなどは動かない以外にも、軽微なトラブルも多い。よほど暇でしょっちゅうオーディオをいじっている人間以外は、トラブルが発生している個体でもわからないのではないだろうか?。ハドフの店員さんも、チェックする人間が全員私のようなオーディオ馬鹿でもないだろうから、ちょっと心配だ。

私は近隣数店舗をパトロールしているが、直近の店舗にあり、以前から欲しかったのがこのT-D7だ。修理対象としてではなく、純粋にカセット世界の最終章に出現した究極のデッキの一台を是非手に入れたいと、以前から思っていたからだ。数日悩んだ末、セール最終日に購入。正直、それでも安くはないな…と思っていたが、年始ということもあり、財布のひもが緩んだ次第である。

館に持ち込み、いそいそと開封する…リユースの商品は、厚手のラップで保護されているので、中はホコリ一つ入っていない。かなり長く店にあった商品らしく、ラップにはうっすらとほこりが付いている。ラップを切ると、綺麗なデッキが出てきた。外装には傷一つない。電源を入れてイジェクトボタンを押し、中を確認する。ドライブ周りはとても綺麗で、ホコリ一つない。どころか、テープが走った跡もない!まるで、新品を箱から出したようだ。これは当たりを引いたか?!

さて、お次は動作テスト。デッドストックの新品テープを開封し、お気に入りのリンダロンシュタッドのLPを録音する。BLEを作動させ、テープの固体誤差を補正する。動作は極めてスムーズだ。

さて、音はどうだ?と、モニターをテープに切り替える。ありゃりゃ?音が割れてる!ボーカルのハイエンドでびりびり言ってる。これは、何かがおかしい。テープを変えたり、接続を確認するも問題なし。

うわぁ…早速これか。保証の出番だね。というわけで、翌日購入店舗に持ち込み、修理依頼をしてきた。

つづく