”YOU AND ME BOTH” YAZOO

写真 2014-03-04 20 35 28ヤズーは1980年代にイギリスで結成された、男女2人のユニットである。その当時も話題性はあったので名前の記憶くらいはあったが、聞くのは初めてだ。このアルバムはセカンドアルバムらしい。「愛にさよなら」なんて、いつもの無責任な邦題が付いているのは無視する。

とてもシンプルなメロディーに線の細いボーカル…女性ボーカルかどうかもわからないくらい中性な声だ。演奏はほとんど電子楽器、エレクトロポップというジャンルだろうか?ともかく淡々とアルバムは進んでいく。エレクトロポップというと、少人数でも複数の音を重ねて、厚みのあるサウンドに仕上げていくのだが、この二人の音は「2人なり」の音だ。A面もB面も同じような感じで、特別元気な曲もない。私にとっては、1枚聞くのがけっこう辛かった。2000年以降に再結成されていて、その音も聞いてみたい気はするが、このアルバムは封印かなあ…

折りたたみ自転車が好きだ!

写真 2014-03-03 11 35 55自転車は最も好きな移動ツールだ。 人生において、最も早くから親しんでいる乗り物でもある。

最初の自転車は小学校の頃のロッドブレーキの青い自転車だった。その後は、禁断のフラッシャー付きの自転車にも乗った。学生時代はランドナーであちこち走った。社会に出てからは、積極的に走ることからは遠ざかっていた。

写真 2014-03-03 11 36 24しかし、4年前には学生時代の後輩たちにそそのかされて、年1回の自転車合宿への参加、3年前から「乗鞍マウンテンサイクリング」への参加をきっかけにじわじわと悪い虫が騒ぎ出し、最近は折りたたみの自転車が大好きなのだ。もちろん他にも自転車は持っているが、工具を使わずに折りたためて、意外に良い走りをするので、私の車にはいつも積みっぱなしである。

写真 2014-03-03 11 36 09この折りたたみ自転車はDAHONのMuSLXという軽量モデル。メーカースペックで8.6キロだが、実際は9キロ近かったと思う。今はカーボンクランクで軽量化したが、皮サドルを使ってるので、行って来いくらいか?これ以上の軽量化は考えづらいコンポーネントなので、あとはお約束の自身の軽量化かな?去年の年末は、平地ばかりだが100キロほど走ったが、原動機のトラブル以外はいたって快調であった。今年の合宿はこれでいけるといいナー。

時計の電池交換でもしようかと

写真 2014-03-01 20 25 25かなり古いセイコーの時計。一見、ダイバーズ風だが、ただの日常生活防水の時計。ベゼルのタキメーターの数字も計測針がないので意味ナシ!でも、デジタルのストップウォッチは付いてる。そんなお茶目な?ところがお気に入りでちょいちょい使ってたのだが、 Continue reading

”MY NATION UNDERGROUND” JULIAN COPE

jusLPレコードを聴くときの楽しみの一つが、ライナーノートだ。これは国内版のみの特典ではあるが、CDだと見ないものがLPだと見るのだ。理由は、「レコード出すとき一緒に出てきちゃうから」だと思う(笑)。

不思議なもので、音だけ聞くと「なんじゃこりゃ?」って音楽も、ライナーを読むと「なるほどねー」って事もある。今日聞いたこのLP。実は聞いたこともないアーティストのジュリアンコープ。ライナーを読むと、メッセージ色の濃い内容のサイケ系のアーティストとある。シドバレットをリスペクトかあ…ふむふむ。さて、音はどうかな?アンプを入れ替えたシステムで再生する。

うわあ!すげー歌が下手!ともかくここに尽きる。音痴ではないけど、良くある素人バンドの「君は歌わないほうがいいじゃろ」の人だ。英語が堪能で歌詞が聞きながら頭に入ってくる人なら別かもしれないけど、私にとってはNGだなー。歌がうまいのは私が聴く音楽の最低条件だからね。歌以外はけっこういいですよ。そこそこキャッチーな曲も入ってて、アルバム自体の音も悪くないしね。

あまりネット上にも情報のないアーティストですが、コアなファンはいるみたい。歌の件は本人も知ってか知らずか、今は物書きの仕事が多いみたいですね。日本のロック史の本なんかもあるみたいですね。ま、ネタってことで。

”SHOCK” The Motels

写真 2014-02-20 21 11 00レコードを聞くのは好きである。デジタル全盛の時代に、わざわざレコードなんていう前時代のメディアを使うのは相当な変わり者だろう。でも、私はレコード世代なのである。一生懸命ためたお小遣いで、やっとの思いで1枚のLPを手に入れ、擦り減るのがいやなので、テープに落として、それこそ大事に聞いていたのだ。それだけ音楽には重みと尊厳があった。

時代遅れのメディアと時代遅れのシステム。昔と同じように、レコードとスタイラスをクリーニングして、針を落とす。静かにボリュームを上げると、スクラッチの中から温かみのある音が飛び出してくる!

モーテルズは70年代後半から80年代に活躍したアメリカのバンドだ。当時からその存在は認識していたのだが、日本では人気がなく(たぶん名前が日本人には刺激的過ぎたのだろう)、FMなどでもオンエアされることが少なかったため、私もLPを買うにはいたらなかった。最近まとめてレコードを買うことが多いのだが、当時買えなかったものが入っているセットを選んで買っている。これもその1枚。音はさすがに80年代に入ってからのレコードなので、メリハリがあり楽器の分離もいい。とても好みの音質と内容だ。

このアルバムから何枚のシングルヒットが出たのかは知る由もないが、どれもモーテルズらしいまとまりの良い曲だ。視聴中にちょっとアンプがへそを曲げ始めたので、あまりボリュームを上げて聞けなかったが、また聞きたくなるアルバムである。