プラスねじをなめずに外す方法

写真 2014-01-06 10 07 17皆さんが最も気軽に外そうとして失敗してしまうのが、このプラススクリューではないでしょうか?記憶にある方が多いのではないかと思います。このマスターカップのプラススクリューは、もともとそれほど強いトルク」でしまっているわけではありません。

中に入っているブレーキフルードが水分を取り込み変質したものが、スクリューの周りに付着したり、スクリュー自体がさびたりして外れにくくなるためです。

このスクリューを確実に外すには、まずは良い工具が必要です。車載工具や、家にたまたまあったメーカーもわからないようなドライバーでは、確実にスクリューの頭を破損してしまいます。

91c4qBYAsNL__AA1500_用意するものは、きちんとしたメーカーの貫通ドライバーと、小さめのハンマーです。作業の要領としては、「ドライバーを確実にねじに差込み、片手できちんと押さえ、ハンマーを打ち下ろした瞬間に、ドライバーを左にねじる」です。要は「手動インパクトドライバー」なのです。マスターカップのような小さなスクリューでしたら、この方法でほぼ確実にまわすことができます。「小さめのハンマー」と指定したのは、大きなハンマーで叩くと、スクリュー自体を砕いてしまったり、空振りして、余計な損害が発生してしまったりすることを防ぐためです。

この方法は、やはりなめやすいプラスねじでとまったクラッチカバーの取り外しなどにも、効果を発揮します。こつをつかむと、いろいろなことに応用が利きますのでお試しください。

と、簡単そうに書きましたが、不器用に自信がある方は…プロに任せることをお勧めいたします。


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