キャブレターの話 その2

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水とサビが入り混じったガソリン

今回は、普通に運用されているバイクに起こりうるキャブレターのトラブルについて説明します。 キャブレターの中のフロート室はガソリンで満たされています。そのガソリンはタンクから来ています。キャブレター内部に物理的な汚れが直接浸入することはなく、汚れは全てタンクから来るのです。タンクの中のガソリンが汚れるのは、タンク内のサビ、洗車や雨、結露による水分の浸入などが主な原因です。エアプレーンタイプのキャップでしたら、給油口のまわりの水抜き穴が詰まっていると、洗車のあとに給油しようとキャップを開けたとたん、たまった水が盛大にタンク内に流れ込みます。

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