古いバイクと付き合う

ゼッツー、ケッチにCBX、かつてバイク屋の裏に投げてあったようなバイクに高値が付くようになって、ずいぶん経ちました。その割に、街中でも、ツーリング先でも、きちんと手入れされていて、調子のよさそうな車体にはあまりお目にかかりません。ムクドリのようにやかましく群れて集団走行しているのは見かけますが、バイクが気の毒ですね。

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ディーラーの車検って高い?

#バイク車検

ディーラーの車検って、高いのでしょうか?
単純に、我々車検代行業者の車検費用や、ご自分で車検に行かれた時にかかった金額と比較すれば、かなりの差はあるでしょう。
しかしながら、同じ車とバイクの仕事をしている私から見て、単純に高いとは思えません。
車検や整備の代金というものは、労働に対する対価です。車やバイクのディーラーなどの大型店では、多くの人が働いています。多くの仕事を組織的にこなすために、各人には役割があり、労働に見合った対価が支払われています。
皆さんがディーラーに行かれた時、きちんとした身なりのスタッフが御用向きを伺い、綺麗な店内でドリンクなどをいただきながら、快適に商談をすることができると思います。車検や整備に出された車両は、専門スタッフが完璧なマニュアルに従い、適切に点検整備がされて、皆さんの元に戻って来るでしょう。帰ってきた愛車は、綺麗に磨き上げられ、恭しく納車されます。
このように、単純に依頼した作業が完了しただけではなく、お客様は様々なサービスを享受しています。多くの人間が、お客様に完璧なサービスを提供するために努力しているのです。その対価が費用に反映されているだけなので、一概に高いとは言い切れないのです。民宿に泊まるのと、高級ホテルに泊まる時の料金の差を想像すれば、わかりらすいと思います。

続く

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サービスマニュアルとパーツリストについて

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■この投稿は、以前別ブログに投稿した記事を転載したものです。■

「サービスマニュアルとパーツリストがあればバイクの整備は何でもできるんですよね?」
と聞かれることがあります。

残念ながら、答えはNoです。
サービスマニュアルはバイクの整備を生業とする人が、修理や整備の際、締め付けトルクや電装データなどを参考にする書籍であり、そのバイクに関する全てが書いてある書物ではありません。修理や整備の際にはきちんとした工具と設備、そのバイク用の特殊工具が必要なこともいうまでもないでしょう。
また、整備に関する勘所やコツの記述も一切ありません。あまり参考にならない、分解と組み立て方、サービスデータなどが延々書いてあるだけです。

パーツリストはその名の通り、バイクの各部を分解した図と部品名、部品番号及びその部分を組み立てた場合の整備時間(工数)が書いてある小冊子です。
メーカーによっては価格の記載があるものもありますが、ほぼ毎年値上がりするのであまり参考にはなりません。
パーツリストを使いこなすには現物と見比べたときに、その部品がリスト中のどの部品にあたるのか、どの部品が消耗部品で交換すべきなのか、がわからなければなりません。

つまり、サービスマニュアルとパーツリストはあくまで販売店向けの参考書であり、それがあれば何でもできる虎の巻ではないのです。

ただ、そのバイクを所有するステータスの一部として購入し、日ごろからよく目を通し、簡単な日常整備の指南書としてみれば、購入する価値はあると思います。

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バイクメンテナンスの基本って何でしょう?

hd002突然ですけど、たまに聞かれることがあるので、僭越ながら、書かせていただこうと思います。

それは…「ズバリ、洗車です!」何で?って思われるかもしれませんが、これが重要なんです。「ですよね!」って言える人は、メンテの基本がわかっている人ですよ。

バイクに乗ったら、まず洗車をする。洗車と言っても、塗装部品ばかり洗っているようではダメですよ。全ての部品を隅々まで洗う。汚れを落とし、飛び散ったチェーンオイルなどを拭き取り観察する。そうすることで、油脂類、冷却水の漏れや不足、部品の消耗や破損、ボルト類のゆるみや欠落、などに気付くことができるのです。気が付いたら、まずはそこを修理しましょう。終わったら、水分を飛ばすためにひとまわり走って、少しバイクを冷ましてから、カバーをかけてしまいましょう。はい!日常メンテナンス終了です。

洗いもせずに、特に何も見当たらないから、「とりあえず増し締めでもしておくか。」これが一番いけません! 「増し締めをしたら、ねじをなめてしまった。」とか、「ボルトを折ってしまった」など、よく聞きますよね。尻拭いをするのは我々バイク屋ですので、増し締めなんて、しないでください。「増し締め」というのは、「今、締まっているねじを、さらに強く締める」ということではないんです。さらに言えば、一般の方はする必要のないことです。車載工具でやるのも論外です。

「増し締め」は我々整備士が、法定点検の時や、整備をした後の確認のため、工具を当てて、適正なトルクで締まっているかどうかを確認する作業のことです。経験を積んだ整備士の手は、手がある程度のトルクを覚えてます。緩んでいれば、トルクをかけます。締めすぎて動きが渋いときは、緩めて適正トルクで締めます。締まっているものを、それ以上締めることはないのです。

ちなみに、なめてなくても、ボルトやナットには寿命があるんですよ。その話はまた今度。

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H4とH4R~ヘッドライトバルブのお話~

prt039H4バルブとは、最も多くの車やバイクに使われているヘッドライトバルブのことです。安いもの、高いもの、白いもの、黄色いもの、車の用品店に行くと、いろいろなものが売ってます。ただ、”H4”と書いてあるものに関しては、全て互換性があり、取り付けはできます(車検に通るかどうかは別問題ですが)。ちなみに、H4Uと書いてあるバルブも通常のH4と互換性があります。Uが付いているバルブは、H4以前の丸い白熱球バルブにも対応している規格です。 続きを読む

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