SEIKO “8M37-8019” ヨットタイマー

yachutかなり古いセイコーの時計、ヨットタイマーという特殊な機能を持った時計だ。おそらく1984年のロス五輪の記念モデルだと思う。いつ買ったのか覚えてないが、たぶんオークションで購入したものだ。最近掘り出したら、ラバーベルトがぶちぶちと千切れ、電池も切れていたので、ベルトと電池を新調した。この時計の電池も自分で交換したのだが、ちょっと特殊なキャリパーです。時刻あわせの方法も変わっているので、備忘録的に残しておくことにする。

まずは裏蓋を開ける。その内側には時刻や、タイマーの初期設定の仕方が書いてある!何と写真 2014-04-09 22 28 50親切ではないか! 英語だが… ちなみに、国内販売されたモデルは日本語で書いてあるらしい。

このキャリパーは電池を交換すると、長針と短針が反対方向にわたわたと回り始める。これは、壊れたわけではなく、新しい電池が入ったことによる「喜びの舞」である。この状態は、適当なボタンを押せば解除される。止まったところから時計が動き出すが、時刻合わせはモード切替で行うので、どこで止めてもよい。

bbh裏蓋の説明では、「喜びの舞」が始まらないときは、ACとバッテリーを2回ショートさせろと書いてある。ACというのは、写真左の丸の部分。そことバッテリーをショートさせるというと、大変なようだが、右の写真のように、金属のピンセットで写真の場所をとんとんと、2回触れればいいだけだ。すると「舞」が始まる。

次は時刻あわせ。これは文字盤上部のモードダイアルを「TIME」に合わせから、竜頭を引っ張り、右上のボタンで短針を、下のボタンで長針を合わせて竜頭を押し込むだけだ。短針は一押しで1時間分進むが、その時の長針の位置によって、その分進んだ位置で止まる親切設計になっている。

最後にカウントダウンタイマーのゼロ設定。これを行わないと、タイマーモードにした時に、正規の位置で針が止まりません。まず、モードを「MATCH 0」にあわせ竜頭を引きます。2つのボタンで長針と短針を12時位置に合わせます。竜頭を押し込んで終了。

 各モードに切り替えたときに、この状態になれば完了です。

timer


2 thoughts on “SEIKO “8M37-8019” ヨットタイマー

  1. 古屋 一男 says:

    コメント失礼致します。勉強になりました。有難う御座います。電池は何を入れるか分からないので、教えて頂きたいのですが?宜しくお願い致します。

    • kikai41 says:

      古屋様、お役に立ててうれしく思います!電池ですが、電池切れしたときに抜いて、うっかり捨ててしまいました。
      そこで、ムーブメントナンバーから調べました。ムーブメントは、Cal.8M37A、使用電池は、SR920Wで間違いないと思います。
      ただ、920Wはあまり売ってないので、920SWでも大丈夫です。

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