オイル添加剤 SOD-1plus

さて、私にしては珍しく、オイル添加剤のお話です。あ、車とかのです。

仕事柄、さまざまなオイルや添加物を扱うことが多いのですが、効果が体感できるものはかなり稀です。この添加剤は、スズキの軽自動車のCVTミッション(ATからCVTに変わった初期のミッション)に発生する変速ショックに効果あり、との情報を得たので試してみることに。使ったのは、SOD-1plusという添加剤。エンジンオイルにも、ATにもCVTにも使えるという優れもの。

この添加剤は、添加割合が使い道によって異なっており、CVTやATに添加する場合は、オイル総量の7%とのこと。まずは、入っているオイルを抜く。パレットSVのCVTのオイルドレンは、なぜか少し上のほうについている。このままではたいした量は抜けないので、リヤをジャッキアップしてオイルパンを前に傾けてから,ドレンを抜く。こうすると、約2Lのオイルが抜ける。総量の約3分の1だが、ほとんどのCVTやATはこのくらいしか抜けない。新しいオイルを入れて少し走行し、またオイルを抜く。そのあと、オイル総量6Lの7%の420mlを新しいオイルに混ぜて入れていく。

結論から言うと、効果あり。減速してから再加速するときのドン付きが軽減された。というか、ほとんど感じなくなった。遅効性の添加剤らしいのだが、いきなり体感できたのには驚いた。他にも、加速時のジャダーのような症状も改善されているようだ。どういう理屈なのか不明ではあるが、車種固有の不愉快な症状が緩和されるのはありがたいものだ。オーナーにお渡しし、長期的に確認してもらおうと思う。